代表挨拶

現代の日本は、ご存じの通り人口に対する高齢者の割合が世界1位と良くも悪くも超高齢化社会の真っただ中にあります。毎年約140万人もの方が亡くなり、今後は年間約50万人もの人口減少が加速し、2060年には日本の人口は9000万人以下となる事が推測されています。

その結果として空き家の数も年々増加の一途をたどり、親愛なる親族と交わすはずの相続にも笑顔なく多くの深刻な問題が生じる中、年間約50兆円もの財産が受け継がれているのが日本の現状です。その財産の約4割は不動産と言われており、受け継いだ不動産の売却や承継の前に欠かせないのが、故人が大切に残した「遺品の整理」です。

しかし遺品整理業界には未だ大手優良企業が不在なうえ、需要の増加に伴い新規参入業者も後を絶たず、残念ながら法整備されていない遺品整理業界を通じて過大請求、不法投棄、金品の横領など様々なトラブルがニュースになることも少なくない現状です。

そんな中、料金の明確化、コンプライアンスを遵守した不用品の処分、有価物の適正なお買取りに留まらず、個人情報の廃棄管理や粗末には出来ないお品物をご遺族に代わり供養からお焚き上げまで丁寧に行う業者も少しずつではありますが増えてきて、明るい兆しがあるのも事実です。

遺品整理業界の水準が向上し、不要な有価物を適正な価格にて買取を行う事でご遺族様の処分費用の負担の軽減につとめ、国内で売れない物は発展途上国へ寄付を行い、日本の遺品整理業界にリユース事業のノウハウをコンサルティングする中で、世界のゴミも減らしたい。

そんな「循環型社会」の形成に携わりSDGsに貢献できる企業の集まりとなり、そして何よりもご遺族様が業者選びに悩まないよう「日本の遺品整理業界」を信頼ある健全でクリーンなものへと牽引する事を目的として、この度「一般社団法人 全国遺品整理業協会」は発足致しました。

一般社団法人全国遺品整理業協会
代表理事 秋月 圭介

value私たちは故人とご遺族様の想いを尊重し、どんな未来にも認められる、遺品整理業界の新しい価値を創造し続けます。
vision私たちは「3R(リサイクル・リユース・リデュース)で世界を笑顔に」をステートメントとし、世界が取り組む SDGs(持続可能な社会の実現)に向けて遺品整理事業の適正化と最大の価値を創造する協会を目指します。
mission私たちは確かな知識と高いスキルを持つ心ある業者の育成に努め、遺品整理業を通して現代社会の希薄化した人と人との繋がりの改善に寄与します。