近年需要が高まっている遺品整理業。新規参入を考える場合、価格設定や料金体系は悩ましい課題の一つです。
本記事では、一般社団法人全国遺品整理業協会が、遺品整理業における価格設定と料金体系の考え方について解説します。
1. 遺品整理業の料金体系
遺品整理業の料金体系は、大きく分けて以下の3種類があります。
- 時間制: 作業時間に応じて料金を請求する方式
- 部屋数制: 整理する部屋の数に応じて料金を請求する方式
- 物品量制: 処分する物品の量に応じて料金を請求する方式
2. 価格設定のポイント
いずれの料金体系を採用する場合にも、以下のポイントを考慮する必要があります。
- 競合他社の料金: 競合他社の料金を調査し、その上で自社の料金を設定しましょう
- 自社の強み: 自社の強みとなるサービスやノウハウがあれば、それを料金に反映しましょう
- ターゲット顧客: ターゲット顧客層を明確にし、その層に適した料金設定をしましょう
- 利益率: 必要な利益を確保できる料金設定をする必要があります
3. 料金体系の例
以下は、料金体系の一例です。
- 時間制: 1時間あたり5,000円~
- 部屋数制: 1部屋あたり10,000円~
- 物品量制: 1立方メートルあたり10,000円~
4. その他
- オプション料金: 遺品整理以外にも、清掃やハウスクリーニングなどのオプションサービスを提供する場合には、オプション料金を設定します
- 見積もり: 顧客に料金を提示する際には、必ず見積もりを作成します
- 契約書: 契約書を作成し、料金やサービス内容などを明確にしておく必要があります
5. 協会のサポート
一般社団法人全国遺品整理業協会では、遺品整理業の開業・運営に関する様々なサポートを行っています。
NRAシステム内には見積もりや領収書を現場で発行することができるため、事務作業を大幅に短縮することが可能です。
遺品整理業の開業を検討している方は、ぜひ協会にご相談ください。
6. まとめ
遺品整理業における価格設定と料金体系は、事業の成功に大きく影響します。
本記事で紹介したポイントを参考に、自社に合った価格設定と料金体系を設定してください。
一般社団法人全国遺品整理業協会
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